披露宴の最後を飾るにふさわしい感動的な【花嫁の手紙】。友人の結婚式に出席すると感動してもらい泣きするのは筆者だけではないはずです。ジーンと心に響くような内容を耳にすると、「みんな、どうやってあんな文章を書いているんだろう…」「私、手紙を書くのがニガテだし…」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。でも、大丈夫です。この記事にそって、実際に書きはじめてみてください。気持ちが溢れて超大作になることもありますよ。

 

まずはアルバムをめくってタイムトリップ!



◆幼い頃のアルバムやビデオを見返してみる

結婚式の前は、いろいろと人生を振り返る時でもあります。新たな門出に向けて、自分の足跡をもう一度辿ってみるのもいいですね。新郎新婦の紹介映像のために、写真を探すのを兼ねてもいいかもしれません。花嫁の手紙を書くためだけでなく、心の整理にもつながるでしょうし、どんな家庭にしたいかが見えてくるかも。

 

◆自分が覚えていないことは、両親や兄弟姉妹、親せきなどに聞いてみる

生まれたばかりの頃や幼少期など、どうしても自分では想い出しきれない部分は、「このときの私はどんな子どもだった?」と、家族や親せきに聞いてみましょう。思いがけず恥ずかしいエピソードがでてきたり、自分が思っていた内容とは食い違っていたりして、あなたがどれほど周囲のひとに愛されて育ってきたかを再認識できるいい機会だと思います。

 

◆まずは箇条書きにしてみる

そしていろいろなエピソードが見つかったら、最初からまとまった文章を書こうとする必要はありません。アルバムを見たり家族と話したりしながら、喜怒哀楽にしたがって、心が動いたエピソードを過剰書きにしていきます。

その時に、手紙を読むのは結婚披露宴だということを忘れてはいけません。筆者の友人(女)の場合、小学生のとき、下校途中に便意をもよおしたもののトイレに間に合わないという惨事がありました。それを、普段は全く遊んでもくれないお父さんがたまたま家にいて、怒ることもなく処理してくれたことにとても感動していたのですが…さすがにそれは使えません。自分ではいいと思っていても、「聞いたひとがどう思うか」ということを常に考えて選んでみてくださいね。

エピソードが集まったら、幼少期→思春期→社会人になってからという流れで組み立てていきます。来場の皆様も時間の経緯が追いやすく、すんなりと頭に入ってきます。

 


小さい頃の愛らしいエピソードを盛り込みましょう


子どものころ、家族とどんな風に過ごしましたか?「毎年□□に旅行にした」などの豪華なエピソードがなくとも、日常の中のささやかな幸せがグッときます。
「一緒にクッキーを焼いた」
「雨の日はずぶ濡れになって遊んだ」
「水たまりには必ず入って母を困らせた」など、
あなたと家族の関わりがわかる、ほのぼのエピソードからスタートします。あなたがどんな子どもで、両親はどのような教育方針だったか(厳しかった・自主性を重んじてくれた…など)がわかるといいです。

 

ケンカしたことも想い出!高校時代など思春期の話も忘れずに


成長し、自我に目覚めるにつれ、どうして親ってあんなに鬱陶しくなるんでしょうね。(苦笑) 「お前(あなた)のために、言っているんだ」という言葉のひとつひとつが嘘っぽく聞こえ、親に反発した方も多いのではないでしょうか。
最近は「友達親子」の方たちも多く、何でも打ち明けられる親子関係もあるようですが、思春期においての反発は誰もが通る道。反発の激しかった親子ほど仲が良いことも多いといいます。思春期のあなたに両親はどんなコミュニケーションをしてくれたでしょうか。
「一言も話さない私に、毎日メッセージをくれたお父さん。照れくさくて返信できずにごめんさなさい」
など、思っていても言えなかったことを言える機会でもあります。
おめでたい席では今までの全てを許したくなるものです。結婚式マジックを使って、ぜひ家族の絆を深めてください。

 

社会人として仕事をはじめてからの、大人としての尊敬の気持ち


親のすごさというのは、社会人になって初めてわかるといっても過言ではありません。自分のしたいことに忠実にいられた学生時代から、下げたくもない頭を下げて働く会社員生活をすることで、自分も社会の一員で、まだまだ駆け出しだということに気付きます。

温かくおいしい食事が用意してあることも、衣類はカゴに入れるだけで洗濯されてタンスに入っていることも「当たり前」ではありません。大人になったからこそ気付ける家族のありがたみを挙げ、それを新生活にも生かしていきたいことを伝えましょう。

また、このときに両親以外の家族(祖父母や兄弟姉妹)の気遣いも入れるとなお良いでしょう。

さらに、新しく家族になる彼とパパとの共通点や似ているポイントがあれば、盛り込みましょう。パパは自分のしてきたことを認めてもらえたと感じ喜んでくれることでしょう。

 

見直しポイントは、感謝と客観的な視点



◆体裁を整えたら、客観的な目でチェックしましょう

エピソードを書き出したら、手紙の体裁に整えます。出だしや結びは来場者の皆様や新郎新婦の両家の両親に対しての感謝の気持ちです。まずは思ったとおりに書いてみて、修正していきましょう。

夜中に書くと感傷的になりすぎることもあるので、朝になってから必ず読み返しましょう。可能であれば、すでに結婚式を終えた友人や親せきのお姉さんに添削してもらえると安心です。

◆忌言葉は入っていませんか?

友人代表スピーチのときも気をつける点は同じですが、結婚式には使ってはいけない忌み言葉があります。例えば、「別れる・離れる・壊れる」などがいけないのはわかりやすいのですが、「重ね重ね」、「たびたび」などの重ね言葉も縁起が悪いとされています。「いろいろとありがとう」などは、つい言ってしまいがちですよね。でも「いろいろ」も重ね言葉です。「たくさんの愛情を注いでもらったことに感謝しています」などと、いいかえましょう。

◆新郎のご両親への言葉も忘れずに

最後に、新郎のご両親宛てにも、結婚を認めてもらって嬉しいことやこれから新郎とともに人生を歩んでいく決意なども盛り込み、締めくくりとしましょう。


まとめ


家族の事情はさまざまなので、想い出エピソードがたくさんある方もそうでない方もあると思います。思い返しみると、必ずしも幸せな想い出ばかりではなかったかもしれません。
ですが、あなたが今まで育ってくることができ、結婚生活という新しいスタートラインに立つことができるのは、あなたを見守り愛してくれたひとたちがいたからです。

手紙の文例はいろいろなサイトに載っていますが、花嫁の手紙が人を感動させるのは、文章がうまいからではないと思います。
十人十色の人生がある中で、あなたの手紙はやはり、あなたにしか書けません。あなたの誠実な「想い」が心を揺さぶり泣かせ、笑顔にするのです。
今までのすべてに感謝することで昇華させ、新しい一歩を踏みだしてほしいと思います。
お幸せに!