永遠の愛を誓った2人にとって挙式披露宴は最初のビッグイベントですよね。さまざまな準備を積み重ねた式が無事に終わると安心してしまいがちですが、夫婦としての人生は始まったばかり。挙式後に新婚の2人がするべき事柄がいろいろとあります。その1つが、結婚報告。近頃はLINEやFacebookなどのSNSを利用して、簡単に報告を済ませるカップルも増えているものの、手書きメッセージを添えたハガキによる報告は受け取る方たちには喜ばれるものです。そこで、ここでは、年賀状を利用した結婚報告のアイデアやプリントの依頼先など、あれこれご紹介しましょう。。
結婚報告は誰に、いつ出すものなの?
結婚報告とは、どんな方たちに送るものなのでしょう。送る相手として一般的なのは、結婚式の招待者、親戚や友人、そして2人の仕事関係者などです。さらに、送る相手によって文面を変えることが大切。挙式披露宴に招待者した方には出席のお礼を添えたり、招待しなかった方には結婚した旨に触れたりするなど、少なくても2種類の文面が必要です。招待者の中にも、出席できた方、できなかった方がいますから、さらに異なる文章を用意するとベター。また、入籍は済ませたものの式を来年に控えている場合は、入籍したことを伝える報告を連名で出しても良いでしょう。
結婚報告を出す時期としては、一般的には挙式から1~2カ月の間とされています。とすると、年賀状で結婚報告できるのは、11月から12月にかけて挙式するカップルということになりますね。年末の多忙な時期とも重なりますから、式後に忘れてしまったり、慌てて年賀状づくりをしなければならなかったりというケースも起こりえます。そうならないためにも、式の準備期間中に年賀状で結婚報告をすることを考慮して用意することがおススメ。準備万端で年末年始を迎えましょう。
年賀状の結婚報告には何を書けばいいの?
ここでは、年賀状でする結婚報告の文例をいくつかご紹介します。
まずは、挙式披露宴の出席者へ。
「明けましておめでとうございます
昨年は私たちの結婚式にご出席いただき、誠にありがとうございました
皆さまの祝福を大切に、2人で明るく楽しい家庭を築いていきます
今後とももよろしくお願いいたします」
出席のお礼は長々とせず、簡潔に済ませましょう。
次に出席できなかった方への文例。
「明けましておめでとうございます
結婚して初めてのお正月を迎えました
未熟な2人をご指導賜りますよう、本年もよろしくお願い申し上げます」
「初めてのお正月」と、2人の新生活がスタートしたことを添えています。
そして、招待しなかった方への文例です。
「あけましておめでとうございます
ご報告が遅れましたが、私たちは昨年〇月〇日に結婚いたしました
これからは2人で助け合い、幸せな家庭を築いていきたいと思います
本年もよろしくお願いいたします」
いつ2人が結婚したか、日付を入れて報告しましょう。
これらの定型文は印字されたもので構いませんが、送る相手に応じて余白部分に手書きのメッセージを添えると親近感や温かみが増します。ちょっとの手間を面倒と思わず、感謝の気持ちを書き表してみましょう。
写真は必須?どんな写真を使えばいいの?
文章が決まったら、年賀状にプリントする写真を選びましょう。「結婚報告を兼ねているのだから、挙式やハネムーンの写真を使えばいいんじゃないの?」と考えてはいませんか?もちろん、そんな2人のツーショット写真を入れるのはOKですが、どっぷりと2人の愛の世界に浸っているようなラブラブ写真はNG。受け取る方に嫌な印象を与えかねません。
また、新郎新婦の2人だけの写真ではなく、親族や友人を含めた集合写真を使う場合は、そこに写っている方たちも当日の様子を思い起こして喜んでもらえる可能性がある反面、自分の写真は使ってほしくなかった、と不快に思う方がいるかもしれません。2人以外の誰かが入っている写真を使用する場合は注意が必要です。
一方、「写真付きの年賀状を送るのは恥ずかしい」という方には、2人のツーショットでもバックショットや手をつないだシーンなどのイメージ写真を利用することがおススメです。当日の写真撮影をプロのカメラマンが担当するならば、イメージ写真もたくさん撮ってくれるはず。幸せな2人を想像させる素敵な写真を選んでみましょう。
例えば、ハガキや切手の購買やネット年賀状の送付など郵便に関わる多彩なコンテンツをそろえる郵便年賀.jpの「はがきデザインキット」。このウェブ版では、350種類を超えるテンプレート中、半数近くに自分の写真を入れることができます。まずは好みのテンプレートを選び、普通紙か写真用紙を選び、写真をアップロードし、文章を追加記入。文章は楷書やゴシック、手書きなどの書体、色、縦書きか横書きなどの配置を選択できます。すべてを選択した後、画面で構成を確認してOKだったら、そのまま注文。写真用紙1枚の価格は108円ですが、50枚以上を注文すると30パーセントOFFの1枚76円になるのでお得です。宛名印刷、送る相手へのポスト投函までは無料で代行してくれるので、わざわざハガキを買いに行ったり、ポストまで投函しに行く手間も省けます。
このはがきデザインキットには、ウェブ版に加え、自分で印刷したい人向けのインストール版、スマホで簡単に済ませたい人向けのスマホアプリ版もあります。
デザインや質にこだわりたければ有料アイテムを
インターネットの中に豊富にある無料テンプレートですが、好みのものが見つからない場合があるかもしれません。無料で使用できる作品ですから、あれこれとわがままや贅沢は言えませんよね。質やデザインに拘りたければ、やはり有料テンプレートを購入したり、プロのデザイナーにお願いしたりするのがおススメ。一口に有料テンプレート、またはデザイナーといっても、制作代金はピンキリです。挙式や披露宴同様、結婚報告を兼ねた年賀状の予算を設定し、それに応じて制作、プリントの依頼先を選びましょう。
例えば、年賀状作りに特化した「年賀家族」には、プロのデザイナーによる7万ものテンプレートデザインがあり、プリントの質、カスタマーサービスなどにこだわりを追求。結婚報告兼用のテンプレートも用意されています。サイト内に価格シュミレーションがあるので、どんなプリント方法で、何枚注文するといくらになるか算出が可能。ちなみに、郵政ハガキ50枚を銀塩プリントで依頼すると、1万5千円前後の価格になります。
まとめ
以上、結婚報告を兼ねた年賀状の作り方について、文章や写真、デザインなど、あれこれとご紹介しました。
挙式や披露宴の準備、新居への引っ越しなど、ただでさえ忙しいところへ、結婚報告についてまで考えるのは面倒で大変なことかもしれません。ですが、年賀状を兼ねて送るのであれば一石二鳥で済みますし、なんといっても2人がお世話になる方々に対して礼を尽くすことにもなります。
ここでのご紹介を参考に、ぜひみなさんも素敵な結婚報告の年賀状を作ってくださいネ!