結婚式での写真撮影を、華やかにかわいくするスポット『フォトブース』。
額縁風やフォトフレーム風など、ちょっとしたテーマを持たせてデコレーションした写真撮影コーナーです。
なお今回は、Mac についている手軽に写真や動画をアップできるアプリ、Photo Booth (フォトブース)のことではありませんので、あしからず。
フォトブースのアイディアは無限!?とにかく飾っちゃおう
フォトブースづくりに決まりはありません。
そして、意外といろいろなものが絵になります。
例えば…
額縁風
背板を抜いた、おしゃれな額縁を置いておき、それを持って写真が撮れるようにしたり、額縁をいくつか吊っておいて、皆で肖像画のようにして写真を撮ったりするのも楽しそうです。
ウェルカムボードを兼ねて
フォトブースと受付を兼ねて、受付の際はボードの前に机を並べて受付し、受付を片付けてからはフォトブースにする考えです。
フレームに装飾したものでもいいですし、カフェのメニューにあるような、黒板にチョークアートで描くのもカッコイイですね。
黒板だけに限らず、背景として使えるサイズの絵でも布でもOK!
絵になる場所で撮影時間をとる
ビーチ、プールサイド、バラ園、森、フラワーガーデン、オブジェの前など、会場の中で絵になりそうなスポットを見つけておき、挙式から披露宴に行く移動の際に通るなどして撮影時間を設けます。
リボンやお花、バルーン、ガーランドなどで飾っても素敵ですね。
受付後に利用できるロビーの一角をアレンジ
受付をしてから式や披露宴の開始までの時間でゲストに撮影を楽しんでいただけるよう、ロビーのソファや絵画などを利用してフォトブースを作ります。
当日に作る時間があるのか、手伝ってくれる友人がいるかなど、いくつか会場とも調整が必要となるかもしれません。
顔抜など面白系
最近では、新郎新婦との写真を撮り逃さないようにと、ふたりの等身大のパネルをおくカップルもいるのだそうです。
しかし、やはりゲストとしてはご本人たちと撮りたいですよね。
ちょっとふざけた写真が撮れるように、遊園地にあるような顔抜看板を作るのもおもしろいのでは。
ラブラブで抱き合っている様子や、反対に尻に敷いている様子など、パッとみてゲストが照れたり笑ったり、話題になるものがいいですね。
会場の装飾をアレンジ
バルーンやお花など、会場の装飾に使っていたものを、ゲストをお見送りするまでの間に一か所に集めてフォトブースを作るのもひとつです。
装飾がたくさんになり華やかさも増します。
スタッフに頼んで集めてもらうのもいいですが、飾り方をあらかじめ決めておき、ゲストが新郎新婦に挨拶にくる際にもってきてもらって並べていき、全員で完成させるというのも感動的です。
全員とお話しすることができますし、最後に集合写真を撮るための演出にもなります。
ただしゲストの誘導のため、スタッフと綿密な打合せをしたり、会場がどのような状態になるかイメージする力も必要になりますので、それが難しい方はあまり欲張らないほうがいいかもしれません。
フォトプロップスを用意
友達が手持ちで飾りを持てるように、フォトプロップスを用意しておくのもいいですね。
定番のメガネやヒゲ、吹き出しのほか、お花や風船などがすぐに持てるようになっていると手軽に楽しめます。
キャラで世界観を作る
例えば新郎新婦ともにディズニーやピクサーの映画が大好きであれば、キャラクターを使って世界観を作るのもありですね。
バルーンは一番お手軽なアイテムです。
その他に人形やパネルを置くのもいいですね。
アニメやゲーム好きならプチコスプレができるグッズを用意しておくと盛り上がるかも知れません。
ただ年輩のゲストには受け入れられにくいかもしれませんので、やるなら友人のみを集めた2次会の方が気兼ねなく楽しめるでしょう。
パートナーと一緒に楽しんで手作りしちゃうのも「いいね!」
DIYや手作りが好きなカップルは、フォトブースを手作りしてしまうのも楽しいですね。
ブースは大きくて無理という方もフォトプロップスくらいの手に持てるものなら簡単ですし、フォトブースも、やってみると、意外と難しくありません。
ベーシックなものの作り方は簡単。
身長より少し大きめのフレームを用意して、布をかけたり、リボンや、造花をリボンやグルーガンでつないだものでカーテンを作ってみたり、ガーランドを吊ったり。
大き目のキラキラビーズをつなぐというのもありです。
とにかく自分が「かわいー」「すてきー」と思うものを集めてディスプレイすればOKです。
インターネットには無料素材もたくさんあります。
ポイントはカラフルにするのか、ナチュラルや大人っぽくするのかなど、式のテーマやカラーと合わすこと。
そこだけが違うテイストになって浮いてしまわないように気をつけてください。
そしてFacebookやインスタグラムなどのSNSにその工程をアップするのもいいですね。
ゲストのみなさんも「いいね!」をしながら、だんだんと準備が進む様子を微笑ましく見守り、式に参加するのを楽しみにしてくださることでしょう。
だたし、パートナーが面倒くさがりで手作りには興味がないのに無理やり手伝わせるのはNGです。
「一緒にやりたいから」という想いが先走ると、相手の負担に。
だからといって、自分だけで背負い込むのも考えもの。
式の準備はふたりの共同作業なので、ここでいかに話し合い、助け合えるかが今後の生活にもかかわってきます。
できるだけお互いに「いいね!」と言い合えるデコレーションや方法を探してみてくださいね。
ちょこっとだけ、フォトブースを作る際の注意点
一番基本的で、最初に確認をすべきことがあります。
それは、フォトブースを用意できる会場かどうかということ。
会場の広さももちろんですし、ホテルなどでは、自分たちで何かを持ち込むと「持ち込み料」といって別料金が加算されるところもあります。
たいがいは引き出物やウェディングドレスを持ち込む際にかかるのですが、フォトブースも設置や撤去に時間がかかったり会場で用意された企画以外のものを実施したりするという点で課金があるかも知れません。
その他、当日の花嫁は忙しいので前日から準備をしておいてもいいのかなども含め、まずは確認してくださいね。
次に実際作る際には、立ち位置に気をつけましょう。
写真はみんなで寄り添って撮ることが多いので、センターに文字や飾りをたくさんつくっても、人で隠れてしまって結局それほど効果がない…なんてことも。
人が入って初めて絵になるようなフォトブースにしたいですね。
人数の想定は、新郎新婦プラス両脇に1~2名入るような感じでしょうか。
「来ていただくゲストならこんな感じに楽しんでもらえそう」と、ある程度イメージしておくといいですね。
最後に、せっかくフォトブースやフォトプロップスを用意しても、ゲストが照れてしまったり、年輩の方には意図が伝わらなかったりして活用されないと残念なことに。
カメラマンや友人にアレンジャーを頼んだり、説明書きをおいたりして、みんなが気軽に使える雰囲気をつくっておくといいでしょう。
まとめ
素敵な衣装を身にまとった新郎新婦と写真を撮るだけでも十分絵になりますが、遊び心もプラスできるのがフォトブースのイイところ。
かわいさやアイディアにゲストが歓声をあげ、ふたりの幸せやワクワクがうまく伝わるようなものを用意したいですね。
ふたりの今までをよく知っている方にも、これからふたりがお世話になっていく方にも、幸せのおすそ分けのできる、見ているだけでもハッピーになるようなフォトブースを考えてみてください。